飲食店経営に特化した税務会計サービス！
フードアドバイザーの資格を持つ税理士が強力にバックアップ！
【税理士法人いちがや会計：小形先生】のコラムのご紹介です
どんな商売でも経営の基本になるのが
売上高です。
売上高をおろそかにすると
たちまち経営は行き詰ってしまいます。
今回は売上高の構造を知って
売上高をアップすることを考えてみましょう。
飲食店の場合の売上高は次のような式で表すことができます。
売上高＝
客数×客単価
つまり、何人のお客が来店（客数）し、
一人当たりいくらのお金を使った（客単価）かを
掛け合わすことで計算できるのです。
そんなことは当たり前だ!!
と言われてしまうかもしれませんが、
実はこの式の中には
売上を左右するヒントが詰まっているのです。
まずこの式から
「売上をアップするためには、客数か客単価を上げればよい」
という原則がわかります。
客数と客単価の両方とも上がれば
それにこしたことないのですが、
どちらかを優先するとしたら皆さんの選択はどちらでしょう。
新しいお客を集めて客数を増やすことより、
いま来ていただいているお客の客単価を
アップするほうが簡単にできそうだと思いませんか？
しかし、実はここに
大きな落とし穴があるのです。
客単価３０００円のお店は、
お客がこの店には３０００円を支払う価値がある
と思って利用しているわけです。
それなのに新しい料理やドリンクの種類を増やしたり、
もう一品やワンドリンクの追加を狙う働きかけで
注文をとったとしてもなかなか客単価のアップは継続しません。
ましてやお店の料理やサービスを変えず
ただメニューの値段だけを上げただけでは、
お客が離れていってしまうでしょう。
一方、客数はお店に
満足しているお客が
来店していただいている数ですから、
そうしたお客をさらに増やすことができれば
売上アップにつながります。
すでに来店しているお客はどんな人たちなのか、
どんなところに惹かれて自分の店に来てくれるのか、
そういった点を細かく
リサーチして
お客様を増やすアプローチにつなげましょう。
少しでもお客を増やしていくことが
売上をアップするための基本的なルールです。
ただ、飲食店の場合、客席数やお客の来店時間が
決まっているため、売上アップだと言っても
限界があることは理解しておいてください。
「客数」と言っても色々な側面があります。
次回は客数の意味を深堀して
客数アップのヒントになるコラムをご案内させていただきます!!
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